社会福祉主事は福祉事務所において面談や家庭訪問を行ったり、生活指導を行ったりする上で必要な資格ですが、民間の福祉・介護施設に転職する際にも有利になる資格です。
大学や養成機関で授業を受ける、もしくは講習を受けることで取得可能な資格となっており、試験はありません。
国家資格などと違い、難易度は低めです。
ちなみに同じ福祉系の資格として「社会福祉士」がありますが、こちらは国家資格となっています。
合格率も25%と非常に厳しく、難易度が高いものです。
社会福祉主事の資格取得方法についてより詳しく見ていきましょう。
取得方法は、大学において社会福祉に関する科目を3科目以上履修しているか、指定養成機関を修了していることが条件です。
大学の場合は卒業証明書と成績証明書によって取得ができます。
また、都道府県で行われている講習会に参加することでも取得ができます。
社会福祉士、精神保健福祉士の資格を取得していると、社会福祉主事の資格も取得したものとみなされますので、改めて講習等を受ける必要はありません。
ただし、公務員になって福祉事務所に勤めることで初めて社会福祉主事になることができるので、この資格の取得自体は難しくありませんが、公務員になるための試験を受けなくてはなりません。
公務員として該当する職務に就いてこそ名乗ることのできる資格なのです。
とはいえ、民間でも需要は高まっています。
民間では生活相談員などの名称で働くことになりますが、超高齢社会でのニーズが減ることはなく、福祉や介護関係の仕事を目指すなら取得しておいて損はない資格です。